グリーンベルト運動とは?
ワンガリ・マータイさんが1977年に非政府組織(NGO)として始めた植林活動。
たった7本の木を植えることからスタートした運動は、これまでにケニアをはじめとするアフリカ大陸全土で約5100万本もの木を植えてきました。
植林には貧困に苦しむ女性を中心にのべ10万人が参加。環境保全にとどまらず、植林を通じて貧困からの脱却や女性の地位向上、ケニア社会の民主化にも大きく貢献してきました。
また、ワンガリ・マータイさんはグリーンベルト運動の中に「MOTTAINAIチーム」を設け、ケニアで大量にゴミとなっているプラスチック袋(レジ袋)の削減を進める一方、09年4月、ケニア中央部で毎日新聞社と共同し、日本の一般市民の募金、企業の支援による植林事業「MOTTAINAI GREEN PROJECT ~緑のMOTTAINAI~」を開始。東アフリカに水と緑を取り戻すのが目的で、住民の積極的な協力もあり、目標の20万本をはるかに上回る約400万本の植林を実施。育樹や現地住民のワークショップにも取り組んでます。