音楽のまちやはば みどりのそよ風コンサート

誰でも音楽を楽しめる「みどりのそよ風コンサート」を、みどり音楽企画と田園ホールとの共同主催で開催しました。
「音楽の都」として全国に知られている静岡県浜松市にある「みどり音楽企画」の代表である横田みどりさんが「音楽のまち」を宣言している矢巾町で、隔たり無く音楽を楽しめるコンサートを開催したいという熱い思いにより、入場無料での開催となりました。
出演者には盛岡出身のピアニスト松岡淳さん、NHK交響楽団チェロ奏者の小畠幸法さん、ハンドフルートとピアノのデュオCHILDHOODで活動されている森光弘さんと臼田圭介さんをむかえ、トークや解説などを交えた気軽で距離が近い、そんなコンサートとなりました。

みどり音楽企画 横田みどりさん

ピアノ 松岡 淳さん

チェロ 小畠幸法さん

CHILDHOOD

写真左ピアノ臼井圭介さん 写真右ハンドフルート森光弘さん

第1部「珠玉の名曲を楽しみましょう」
有名な曲を様々なジャンルから演奏しました。クラシックでは誰もが知る「愛の夢」「エリーゼのために」「トルコ行進曲」をピアノ、松岡淳さんが演奏。続いてバッハの「無伴奏チェロ組曲第一番」を小畠幸法さんが演奏しました。その後、松岡さんと小畠さんで映画音楽の名曲「ニューシネマパラダイス」を演奏しました。お次はCHILDHOODさん。ハンドフルートという手を重ね合わせて息を吹き込んで音を出す演奏方法とピアノのデュオという珍しい組み合わせ。歌謡曲の名曲「川の流れのように」から始まり、「ジブリメドレー」、オリジナル曲「夕暮れの星」、「ルパン三世のテーマ」を演奏。幅広い世代に愛され続ける名曲たちを演奏いたしました。

第2部「あなたも参加して音楽の扉を開けてみましょう」
トークや解説などを交えた会場一体となった第2部。田園ホールの名称の由来となったベートーヴェンの「田園」から始まり、小学生との連弾コーナー、その後田園ホールが所有する「Steinway & Sons d-274」と「Bosendorfer(ベーゼンドルファー)Model 290 Imperial」の2台を並べ、松岡さんが「月の光」を交互に弾きながら2つのピアノの音の違いを実際に聴いてもらい、それぞれのピアノに合わせた曲を演奏しました。続いてのCHILDHOODではハンドフルートとは思えない超絶技巧を魅せた「チャルダッシュ」、その後実際にハンドフルートの音の出し方などを解説し、最後はミニピアノ、チェロ、ピアノ、ハンドフルートで「緑の町に舞い降りて」を演奏しました。続いてはピアノとチェロのデュエット、スタインウェイとベーゼンドルファーを交互に使い、スタインウェイで「序奏と華麗なるポロネーズ」続いてベーゼンドルファーでは「リベルタンゴ」を演奏しました。フィナーレは会場のみなさんと一緒に宮澤賢治の「星めぐりの歌」を歌い、幕を閉じました。

ロビーでは展示販売として、奥州の木工房さとうによる仕掛け人形の展示、やじろべえ等の販売、北上・八重樫バラ園によるバラの展示、バラの販売、アレンジメント指導を行い、また、浜松観光リーフレット配布、特産品のうなぎパイの数量限定販売、KAWAIミニピアノの現物展示なども行いました。